この記事は本誌11月号よりお届けしています。
囲炉裏で炙った地魚と地酒を中心にふるまう店として国分町で親しまれて26年。その『萬彩』が駅前に移転したのは昨年7月のことだ。「幅広い方々が気軽に入れる店にしたかった」という店長の言葉を裏付けるよう、新しい店舗は白を基調に女性だけでも気軽に入れる居心地の良い雰囲気。 提供する料理は和食一筋40年の親方が作る、味と彩りを楽しませてくれる逸品揃いだ。器や盛り付けには旬を感じさせる華やかさを添え、料理にあわせた名酒にも事欠かない。女性が飲みやすいものから本格的な地酒まで幅広く取り揃えている。 今宵は気の置けない仲間と一緒に、東北の美味を存分に味わおう。
「刺身盛り合わせ」(3点盛り1780円、5点盛り2400円)や「地魚姿焼き」(時価)など、三陸の海の幸をアテに、『残響』『NIIZAWA』などの銘酒を
一歩足を踏み入れると広々としたカウンター席、そして席越しに据えられた囲炉裏台に積まれた真っ赤な備長炭が目に飛び込んでくる
日本酒は本醸造から大吟醸まで、産地は宮城県産を中心に全国幅広く取り揃える。グラス(120ml)380円~
料理に用いられる新鮮な地魚は、仙台中央卸売市場から。ネタの仕入れにも抜かり無い
囲炉裏で食材が焼きあがる様子をカウンター越しに見守るひとときもまた、食事をおいしくする大切な調味料
プライバシーを大切にする個室も多く用意している。ひとり一杯無料で振る舞われるあら汁も楽しみの一つだ