Kappo 仙台闊歩
Vol.138 2025年11月号
戦後の街に生まれ、いまも暮らしとともに歩んできた店があります。
ネルドリップの香りただよう喫茶店、威勢の声が飛び交う魚屋、惣菜の匂いに誘われる精肉店、そして家族で出かけた洋食屋や受け継がれてきた銘菓。どのお店にも、人々の記憶と時間が刻まれています。
Kappo11月号では「仙台に息づく、昭和の味」と題し、街の歴史を彩ってきた老舗を訪ねました。
さらに、古い写真と現在を重ねる「仙台タイムマシン」を発売した「風の時編集部」へのインタビューや、仙台タウン情報50年の歩みを振り返る企画も収録。懐かしさの中に新しい発見があり、世代を超えて会話が広がる――そんな一冊になっています。
「懐かしいね」「あの頃よく行ったよ」――
ページをめくるたび、思い出がよみがえり、誰かと語りたくなる。
昭和100年にあたる2025年だからこそ届けたい、特別な特集です。
ぜひ、お手に取ってお楽しみください。
カナダ出身のヘイリーさんとめぐる「Discover TOHOKU」では、青葉区国分町の生け花教室におじゃましてきました。ダイナミックかつ自由な生け花を体験してもらいました。
そのほか、先日谷崎潤一郎賞を受賞された、第9回 仙台短編文学賞選考委員 木村紅美さんのインタビューや、『アル・ケッチァーノ』奥田政行シェフの新たなる挑戦、開催中の「ダイナースクラブ フランスレストランウィーク2025」プレス発表会のようすもお伝えしています。
138号 CONTENTS
編集部がキャッチした最新情報をお届け
SCOPE
014 EVENT ダイナースクラブ フランスレストランウィーク2025
016 TOPICS 宮城のベーカリー発 「宮城 麦人」始動
018 NEW OPEN 『オーベルジュ 湯どの庵 フロム風呂夢 アル・ケッチァーノ』
022
INTERVIEW
祝 谷崎潤一郎賞受賞
第9回 仙台短編文学賞 選考委員
作家・木村紅美さん
022 bonとponの宮城ふたりあそび
第39回 島川美術館(青葉区本町)
024
梁勇基、プロに学ぶ セカンドキャリアに、活かせるヒント
②志村雄彦(仙台89ERS)
032
巻頭特集
喫茶店、町そば、洋食店、商店、今はなき名店の面影etc.
仙台に息づく、昭和の味
068 通いたくなる人、味、空間
大人のいい店
071 定期購読のご案内
074 塩沼亮潤 大阿闍梨 相談室
小僧のこころ
22 ●●●
078
みやぎの食材歴史紀行 菅野正道
40 栗
079 私のオフタイム ⑪ 大村憲克さん(ジャムコ 機体整備工場長)
080
Discover Tohoku わたしが見つけた、東北 Hayley Gauvin
第13回 いけばな 道風流(仙台市)
083
佐藤厚志の本棚
16『武者小路実篤詩集(「一個の人間」)』
085仙台あらえみし日和 土方正志
14 「本の本」と「本屋の本」
087 NEWS&INFORMATION
ENTERTAINMENT!!
088 CULTURE[秋田市立千秋美術館『宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO』ほか]
089 HOTEL[江陽グランドホテル『レストラン『ロンシャン』ランチコース』ほか]
091 読者プレゼント
093 編集長連載
食の記憶を記録する
食べ録
第4回 気づいたら昭和
094
佐伯一麦「闊歩する日々~杜の日記帖」
第138回 三年目の夏水仙
095 次号予告/読者の声/編集後記
COVER
写真=オフィスイケガミーズ
ロケ地=『路傍』
(青葉区本町・P32参照)
※「僕が宮城で見つけた生産者たち―料理人・黒森洋司が挑む、地産地消の新しいカタチ―」はお休みです。