独眼竜政宗 第2巻
二十三歳で南奥の覇者となったのも束の間、
豊臣秀吉の天下統一に飲み込まれていく伊達政宗。
徳川家康、豊臣秀次たちとの天下の付き合い。
絢爛と破滅とが煮えくりかえる豊臣政権。
その重圧にきしむ伊達家中。
亀裂、別れ、そして再生。
年々進む政宗研究や平成の『仙台市史』を手がかりにしたビジュアルブック。
新聞連載時から改稿したものに、描きおろしの新作を含めたマンガ109頁、
政宗を知る、更新する、創作する人に便利な「楽屋」62頁、全フルカラー。
2011年から2021年まで、『かほピョンこども新聞』から『河北新報』に場を移しつつ
10年連載したフルカラー漫画に加筆修正。
資料の出典、研究紹介、フィールドノート、マップなど、
背景情報「楽屋」を含めた完全版。
2011年から2021年まで10年間、地元新聞紙で連載された千葉真弓氏のフルカラーマンガに加筆修正。描きおろしの新作を含めたマンガ109ページと、資料の出典や研究紹介、フィールドノートなどを背景情報「楽屋」62ページを収録。 第2巻は小田原参陣から関ケ原前夜までを描く。
23歳で奥州王となるまでを描いた第1巻に続き、第2巻では豊臣秀吉や徳川家康、豊臣秀次らと”天下の付き合い”が始まる。安土桃山終幕の秀吉劇場を、独眼竜政宗が舞う。 情報満載の「楽屋」の中でも、今回の見どころは「独眼竜政宗の作り方」。著者本人による解説で1枚の絵が出来上がるまでを紹介しているほか、「誰の模様?」では登場人物ごとに使われる着物や陣羽織の柄についてもタネ明かし。知れば知るほど楽しい裏話が満載です。
1962年仙台市生まれ。2011年より「河北新報かほピョンこども新聞」にマンガ『独眼竜政宗』連載、2017年4月より「河北新報」本誌火曜日NIEのページに連載の場を移し、2021年3月に完結。著書に『伊達政宗と時代劇メディア』(共著/時代考証学会発行/2016年)『あやしい政宗伝説 元ネタ知って楽しさ2倍』(風の時編集部発行/2019年)。
あらすじ1 P4
あらすじ2 P5
人物紹介1 P6
第百二十話 相馬が伊達を語る P7
第百二十一話 伊達の黒川城 P8
第百二十二話 寒さの夏は P9
第百二十三話 須賀川攻め P10
第百二十四話 政宗の伯母 P11
第百二十五話 最大版図、そして急展開 P12
第百二十六話 大誤算 P13
第百二十七話 土の城 石の城 P14
第百二十八話 伊達の悪夢再び P15
第百二十九話 小次郎異聞 P16
第百三十話 兄弟 P17
第百三十一話 四百五十年の虚実 P18
第百三十二話 底倉の瑞光 P19
第百三十三話 天下の戦 P20
第百三十四話 嵐の前を駆ける P21
第百三十五話 成実の留守番 P22
第百三十六話 相馬、罠にはまる P23
第百三十七話 小高城の朝霧 P24
第百三十八話 秀吉軍、北上 P25
第百三十九話 最上義光 P26
第百四十話 伊達の裁松院 P27
第百四十一話 愛姫が人質に行く P28
第百四十二話 六十倍出世した男 P29
第百四十三話 葛西・大崎一揆起きる P30
第百四十四話 引っ越ししまーす! P31
第百四十五話 旧臣達の一揆 P32
第百四十六話 吉清解放 P33
第百四十七話 鶺鴒の目 P34
第百四十八話 成実 証人となる P35
第百四十九話 伊達が氏郷を語る P36
第百五十話 政宗 上洛せよ P37
第百五十一話 愛姫大☆ピンチ P38
第百五十二話 風烈小田原城 P39
第百五十三話 清州の対面 P40
第百五十四話 黒と金 P41
第百五十五話 暗黒西遊記P42
第百五十六話 旧きネットワーク、発動 P43
第百五十七話 愛姫からのお知らせ P44
第百五十八話 大崎荒涼たり P45
第百五十九話 蛍火の沢 P46
第百六十話 ふたつの月の間に P47
第百六十一話 政宗帰還 P48
第百六十二話 そこに集いし者たち P49
第百六十三話 宮崎城攻防戦 P50
第百六十四話 天が泣く P51
第百六十五話 政宗と氏郷 P52
第百六十六話 佐沼城変容 P53
第百六十七話 トミの唄 P54
第百六十八話 先駆けを競う P55
第百六十九話 佐沼城、落つ P56
第百七十話 「仙台藩」胎動 P57
楽屋 一(第百二十~百七十話) P58
城攻めルートマップ(東北) P82
城攻めルートマップ(大崎広域) P83
第百七十一話 留守、命乞いをする P84
第百七十二話 政宗の病 P85
第百七十三話 荒療治 P86
第百七十四話 黒川月舟斎 P87
第百七十五話 遠き雷鳴 P88
第百七十六話 大移動、岩出山へ P89
第百七十七話 おやたたたまとちちゅうえ P90
第百七十八話 伊達の超女子会 P91
第百七十九話 異装の行軍 P92
第百八十話 大航海・大征服時代 P93
第百八十一話 秀吉動けず P94
第百八十二話 左馬助の手紙 P95
第百八十三話 集謡 P96
第百八十四話 帰還 P97
第百八十五話 その子が欲しい P98
第百八十六話 楽しまずんば是如何 P99
第百八十七話 豊臣秀次 P100
第百八十八話 吉野の花見 P101
第百八十九話 生死交錯 P102
第百九十話 龍の母 P103
第百九十一話 竹に雀の詩 P104
第百九十二話 雪と花に別れて P105
第百九十三話 凶事目覚める P106
第百九十四話 残されて P107
第百九十五話 文禄四年六月 P108
第百九十六話 秀次、七月 P109
第百九十七話 駒姫、八月 P110
第百九十八話 鬼火の都 P111
第百九十九話 家臣たち、奔走する P112
第二百話 収束、九月 P113
第二百一話 秀次、伝説となる P114
第二百二話 もの入り続き P115
第二百三話 伏見大地震 P116
第二百四話 慶長の幕が開く P117
第二百五話 もしも三十年 P118
第二百六話 田村麻呂将軍の末裔 P119
第二百七話 冬の日に P120
第二百八話 高野山 P121
第二百九話 去り行く人々 P122
第二百十話 予習復習徳川家康 P123
第二百十一話 鏡よ鏡 P124
第二百十二話 太閤秀吉の死 P125
楽屋 二(第百七十一~二百十二話)P126
第二百十三話 角田をめぐる動き P150
第二百十四話 南の防衛線 P151
第二百十五話 花嫁修業、始め! P152
第二百十六話 五大老・五奉行の抗争 P153
第二百十七話 大坂動揺 P154
第二百十八話 寧々と茶々 P155
第二百十九話 伊達の子ら P156
第二百二十話 会津の巨大な城 P157
第二百二十一話 直江状ともう一通の手紙 P158
第二百十二話 伊達成実の帰参 P159
第二百二十三話 政宗 相馬領を通る P160
第二百二十四話 相馬領の一夜 P161
第二百二十五話 天下分け目ドタバタ発進 P162
第二百二十六話 白石城合戦・前夜 P163
楽屋 三(第二百十三~二百二十六話) P164
人物紹介 二 P171
独眼竜政宗の作り方 P172
誰の模様? P173
巡見マンガ P174
年齢対応表 P175
あとがき P176