Kappo特別編集
『山形』
特集Kappo編集部が山形の食をテーマに本を1冊つくりました。山形の美酒美食をご堪能ください。
山形の名店が勢ぞろい
大人向けの情報誌『Kappo 仙台闊歩』は、その取材力を生かし、「各県版Kappo」を発刊いたします。 『Kappo』は、流行にとらわれず、自分たちの経験や感覚でモノやコト、サービスの本質を見抜く「大人」に向けて情報を発信する情報誌で、2002年8月の創刊から知的好奇心にあふれたゆとりのある大人世代をターゲットに、歴史、文化、美術、グルメ、温泉、旅、エンターテインメントなど、厳選した仙台・宮城・東北の情報を届けてきました。
各県版の第一弾となる山形版では、人気特集の「東北の名店」シリーズに加えて、南陽市に昨年できた「オステリア シンチェリータ」や同じく南陽市の「竜湖畔 壹傳」、西川町の「山菜屋 出羽屋」、山形市のフレンチ「Pas mal」などを取材。さらに美酒県として知られる山形の酒蔵とワイナリーを取材しました。加えてそばライターが選ぶ名店十選や酒田ラーメンの記事、吉村山形県知事やシェフ奥田政行さんのインタビューなど、食を中心に山形県の魅力を掘り下げます。山形の旅のおともに、旅前に、ぜひご覧ください。
PICK UP
特集① 編集部が選んだ「山形の名店」
山形の食は、山に由来する。月山、湯殿山、鳥海山などの山々から湧き出る水が、農地を潤し、海をも育む。山に分け入って山菜を採り、狩りで獲物を得ることもある。大自然の循環に寄り添い、ときに戦いながら生産者たちは大地を耕す。彼らの想いや労苦を感じ、食材をひと皿に昇華する料理人は、時に食の伝道師でもある。心からそう思える山形の名店を紹介したい。
特集② 「そば王国山形」の魅力と名店10選
山形には手打ちのそばを出している店が数多く存在する。しかも全体のレベルが高いため「そば王国」として知られている。山形のそばは、今全国に売り出し中の「ラーメン」とともに県を代表する食べ物だが、その魅力はどこにあるのか。長年にわたって山形のそばを食べ歩いてきたライターの菅原ケンイチさんが解説するとともに、今おすすめのお店10軒を紹介してくれた。
特集③ ご当地ラーメン日本一になった 「酒田のラーメン」
2023年に東京で開催された「日本ご当地ラーメン総選挙」で、44もの地域が参加した中「酒田ラーメン」が並み居る強豪を抑えてが堂々の優勝を成し遂げた。百年近い歴史を誇るという酒田のラーメンでは、平成以降に有志が「酒田のラーメンを考える会」を結成して、ブラッシュアップを重ねてきた。そして現在も13店舗が加盟してさらなる進化を目指している。そんな酒田のラーメンとはいったいどのようなものなのか。編集部がお勧めする店を紹介しながら、詳しく解説してみよう。
特集④ 美酒県山形の魅力を探る
今やトップクラスの品質を誇る山形の日本酒。ワインにおいても国内有数のブドウとワインの生産量を誇る。そして新たにウィスキー造りに挑む遊佐蒸留所。キーパーソンに話を聞いた。
Kappo特別編集
『山形』
CONTENTS
Kappo特別編集
『山形』
CONTENTS
Kappo山形版 CONTENTS
012
Kappo特別編集「山形」発行にあたって
INTERVIEW
013 山形県知事 吉村美栄子さん
016 アル・ケッチァーノオーナーシェフ 奥田政行さん
018
フレンチ、イタリアン、日本料理、郷土料理など「山形の名店」
020 Restaurant Pas Mal（山形市）
022 Nibbles（山形市）
023 credo（山形市）
024 AKIYAMA（山形市）
026 アビー（山形市）
028 IL COTECHINO（山形市）
029 山菜料理 出羽屋（西川町）
032 アル・ケッチァーノ（鶴岡市）
034 Restaurant Nico（酒田市）
036 gira e gira（鶴岡市）
038 COLUMN すたんど割烹みなぐち（鶴岡市）
039 平田牧場とんや酒田店（酒田市）
040 OSTERIA SINCERITA（南陽市）
044 COLUMN 鯉の六十里（米沢市）
045 竜湖畔 壹傳（南陽市）
048 COLUMN 遠藤鮮魚店（南陽市）
050 馬場之町はやし（米沢市）
「そば王国山形」の魅力と名店十選
054 コラム なぜ山形そばはおいしいのか 菅原ケンイチ
056 三百坊（山形市）
057 やま竹（天童市）
058 吉里吉里（天童市）
059 あらきそば（村山市）
060 清水柳（大石田町）
061 風土（鶴岡市）
062 千利庵（白鷹町）
063 そばきり八寸（白鷹町）
064 さばね山そば（舟形町）
065 時空（最上町）
ご当地ラーメン日本一になった 酒田のラーメン
070 花鳥風月 酒田本店
072 新月
073 三日月軒緑ヶ丘店
美酒県山形の魅力を探る
Part1 山形の風土が醸す「吟醸王国」山形の日本酒
080 INTERVIEW 山形県酒造組合特別顧問 小関敏彦さん
082 出羽桜酒造（天童市）
084 水戸部酒造（天童市）
086 楯の川酒造（酒田市）
088 新藤酒造店（米沢市）
Part2 山形ワインがおいしい理由
090 INTERVIEW タケダワイナリー代表 岸平典子さん
091 タケダワイナリー（上山市）
092 ウッディファーム＆ワイナリー（上山市）
093 ベルウッドヴィンヤード（上山市）
094 DROP（上山市）
095 酒井ワイナリー（南陽市）
096 大浦葡萄酒（南陽市）川野
097 高畠ワイナリー（高畠町）
098 ピノ・コッリーナファームガーデン＆ワイナリー松ヶ岡（鶴岡市）
Part3 ウィスキー
100 遊佐蒸溜所（遊佐町）
生産者は語る
102 黒澤ファーム（南陽市）
103 伝承野菜農家 森の家（真室川町）
104 井上農場（鶴岡市）
104 月山高原花沢ファーム（鶴岡市）
105 ハーブ研究所（鶴岡市）
私のおすすめ～山形県のみなさんに聞きました～
106 山形のレストラン／ホテルメトロポリタン山形 前総支配人 渡邉隆さん
106 果樹園カフェ／山形テレビアナウンサー 菅原智郁さん
107 庄内の美味しい店／Cradle編集長 小林好雄さん
107 鶴岡のソウルフード／食育インストラクター 海藤道子さん
108 米沢の郷土料理店／山形県立米沢栄養大学非常勤講師 角屋由美子さん
108 地産地消のなじみの店／吉野敏充デザイン事務所代表 吉野敏充さん
SCOPE
110 渚の交番カモンマーレ
111 読者プレゼント
112 編集後記
COVER
写真＝呉島大介、池上勇人
撮影地＝山菜料理 出羽屋（西川町）、Restaurant Pas Mal（山形市）、風土（鶴岡市）
