写真=池上勇人 TEXT=編集部

ホテルの象徴ともいえる岡本太郎作の大暖炉「森の神話」。大きな窓の外には、白銀の世界が広がる。
「旅を楽しくする」をテーマに、旅の目的や過ごし方に合わせた滞在を提案している「星野リゾート」。
独創的なテーマが紡ぐ圧倒的非日常「星のや」、ご当地の魅力を発信する温泉旅館「界」、想像を超える体験があふれるリゾートホテル「リゾナーレ」、旅のテンションを高める「街ナカ」ホテル「OMO(おも)」、ルーズに過ごすホテル「BEB(ベブ)」など、5ブランドを中心に、73施設(国内68、海外5)を運営しています。
そんな星野リゾートが送る、最新の冬の楽しみ方の提案を、Kappo編集部がお届けします。
窓を開ければ、渓流のせせらぎがすぐそばに聞こえる。
国立公園内に位置する『奥入瀬渓流ホテル』は、奥入瀬渓流沿いに立つ唯一無二のリゾートホテル。
四季折々の自然を借景に、食・温泉・アクティビティを通して“渓流スローライフ”の魅力を存分に楽しめる。
真っ白な雪に覆われ、あたり一面が銀世界となる冬の朝。
奥入瀬渓流を望む「渓流テラス」の朝食には、「コトリヤード風じゃっぱ汁」が登場する。
津軽の郷土料理・じゃっぱ汁と、フランス・ブルゴーニュ地方の郷土料理・コトリヤードを融合させた逸品だ。
「最も空気が澄んで自然の静寂を感じられる冬の朝を楽しんでほしい。
でも、寒さを思うとすすめづらい。
そんな相反する思いから試行錯誤を重ね、昨年、暖房を備えた半円ドームとこのメニューが誕生しました」と、担当の村田幸樹さん。
今冬は卓上コンロと南部鉄器でサーブし、さらに熱々が楽しめるようになった。
体の芯まで温まる冬のもてなしで、1日のはじまりを清々しく迎えたい。
“白いブイヤベース”と言われるコトリヤード。魚介の旨みが染み出たスープに南部煎餅を入れたり、ニラオイルやハリッサでアクセントを加えたりと、自由に楽しめる。〆はリゾット風になる雑炊で。
今冬に「コトリヤード風じゃっぱ汁」を担当した村田幸樹さん。「暖かい設備で、温かい料理とともに、冬の空気を味わってください」
ビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」では、開催中の「のれそれ⻘森旅キャンペーン2025」の第3弾として、「冬の肉フェア」を実施。
「青森は魚も野菜もおいしいですが、豚、鶏、牛、ジビエと、お肉の種類が豊富なんです。体が温まる食材なので、冬こそ楽しんでいただきたいですね」と、レストラン支配人の芝井良太さん。
ピリ辛ソースで味わうローストチキン「ディアブロ」や、猪肉のソーセージを使った「ジビエのジャーマンポテト」、りんごと豚肉を香草と合わせて焼き上げた「豚肉とりんごのロースト」など、定番にひとひねり加えた料理が並ぶ。
青森県内の家庭ではおなじみの調味料「スタミナ源たれ」をソースに使った「ローストビーフ丼」と、ワサビと合わせる「ブリスケット」はライブキッチンでできたてを。
ほかにもビュッフェ台には日替わりで南部地方の海の料理、津軽地方の山の料理が登場。
多彩な肉料理とともに、青森の自然の豊かさ、食文化の多様さを目と舌で感じてほしい。
「冬の肉フェア」の料理の一部。ほかにも、でき立てアップルパイや、リンゴジュースの飲み比べ、朝食のしぼりたてリンゴジュースなど、名物がいっぱい。
ブナの木を有効利用して作られた「BUNACO」のライトが印象的な「青森りんごキッチン」。
「肉料理は旅の活力になるはず。しっかり食べて、青森の旅を楽しんでいただきたい」とレストラン支配人の芝井良太さん。
冬の景色を堪能できる客室温泉とテラスが付いた「渓流スイートルーム」。奥入瀬渓流をイメージしたデザインとせせらぎのおかげで、川沿いを散策しているような雰囲気。
寒さが苦手な人は、室内のアクティビティも充実。ひょうたんに渓流沿いに生息する苔をデザインした「ひょうたんランプ」や「苔玉」の制作ができる。
青森県×JAL×星野リゾート
「のれそれ⻘森旅キャンペーン2025 ~跳ねるこころ、ハマる青森!~」
東京(羽田)―青森(三沢)間4便化定着を目指し、2022年から続くキャンペーン。https://hoshinoresorts.com/jp/sp/noresoreaomoritabi_campaign/
青森県×星野リゾート 20周年
2025年11月で、星野リゾートが青森と出会って20年。「愛あふれる、青森旅へ!」をテーマに、さまざまな記念イベントを実施中。https://hoshinoresorts.com/jp/sp/aomori20th/
奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート
おいらせけいりゅうホテル
住所■青森県十和田市大字奥瀬字栃久保 231
電話■050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
IN 15:00 / OUT 12:00
料金■1泊 2万5100円〜※2名1室利用時1名あたり、夕朝食付
アクセス■JR八戸駅から車で約90分(無料送迎バスあり・要予約)
URL■https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/