世界の有名ブランドのショコラが一堂に集まるチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が、今年も『仙台三越』にて開催されている。2021年のテーマは「つながりは、はじまり。」。ショコラを通じ、作り手の思いや素材との出合いから生まれるつながりにフォーカスを当てて発信する。
毎年注目を集めるのがイベント初出店となる新進気鋭のブランド。今年はジュエリーブランド『ブルガリ』が手掛けるイタリア発の『ブルガリイルチョコラート』をはじめとし、全12ブランドが初登場。M.O.F.(国家最優秀職人賞)の肩書を持つショコラティエのブランドを含む、世界9ヵ国90ブランドが出店し個性豊かなショコラを取り揃える。
さらに「チョコレートの啓蒙活動」を主軸とする本イベントならではの企画として、宮城調理製菓専門学校の学生によるブティックの出店とウェルカムボードの展示を行う。実演では来仙した辻口博啓氏が学生と一緒に商品を販売し、次世代の未来につなげる試みだ。
感染症対策として期間中は入場制限を実施。混雑予想日はデジタルチケットサービスを使用しての優先入場予約を行い、イートイン商品は所定のスペースを設けるなどの対策がなされている。
「ブランドや生産者を応援する意味でも実現させたかった今回の開催。安全に楽しんでいただき来年へつなげたい」とイベント担当の岩渕章さん。訪れる際は感染症対策をしっかりと講じ、ショコラを通してその先に広がる未来に思いを馳せてみてほしい。