【編集部レポート】大江戸温泉物語Premium 岩手花巻
写真・文＝編集部
2025年12月19日オープンの『大江戸温泉物語Premium 岩手花巻』。
今回は内覧会というかたちで、その空間と過ごし方の一端を体感してきた。
チェックイン後に過ごせる「プレミアムラウンジ」。たき火を囲んでドリンクを飲みながらゆっくりと過ごせる。
プレミアムラウンジにはソフトドリンクはもちろん、ビールや地酒、ワインといったアルコール類も。
温泉は、花巻温泉郷の一角に湧くアルカリ性単純温泉。
やわらかな肌ざわりが特徴で、内覧時に触れた印象も刺激が少なく、
長く浸かっていたくなるタイプの湯だ。
大浴場は、和の趣を基調とした落ち着いた空間。
大きな窓の先には「インフィニティ温泉」にリノベーションした露天風呂が配され、湯に浸かりながら四季の移ろいを感じられるつくりになっている。
広々とした内湯には、サウナ、水風呂を完備。
露天風呂は目の前の渓谷・渓流を堪能できるインフィニティ温泉。
全110室ある客室のうち、露天風呂付き客室は8室。
畳のくつろぎとベッドの快適さを併せ持ち、幅広い世代が無理なく過ごせる設えだ。
家族連れでもよりプライベート感を重視したい人に向けた選択肢も用意されている。
そのほか、和ベッドタイプの客室もあり、
旅のスタイルや滞在目的に応じて部屋を選べる点も、この宿の特徴といえるだろう。
いずれの客室も、華美な演出よりも「休むこと」に軸を置いた印象で、
温泉を中心に据えた滞在と相性のよさを感じた。
スタンダードな和ベッドタイプの和室。
露天風呂付き客室なら、花巻の自然を感じながらプライベート空間で湯あみが楽しめる。
レストランは、大きな窓越しに花巻の自然を望む、開放感のある空間。
中央のバーカウンターには、花巻まつりの太鼓をモチーフにした照明が配され、食事の時間にもこの土地らしさが感じられるつくりになっている。
夕食はバイキングスタイル。
肉や魚を使った定番メニューに加え、花巻や岩手にちなんだ料理も並び、旅先での食事らしい楽しさが演出されていた。
さらに、全国の「大江戸温泉物語グループ」で人気のメニューも登場。
好みや食事量に合わせて自由に選べる点は、幅広い世代にとって使い勝手がよさそうだ。
大きな窓、高い天井で解放感のあるレストラン「時季 TOKI」。
レストランで提供される料理の一部。
卓上で仕上げる「温泉せいろ蒸し」。エビ、イカ、ホタテの海鮮、肉、野菜など種類豊富。
ライブキッチンでは、花巻の特産「白金豚」のローストや、牛ステーキ、天ぷらなどをできたてで提供。
自分好みに作れる、盛岡名物の冷麺。炊き込みご飯や上海焼きそば、グラタンなど、和洋中が揃う。
館内には、滞在の合間に気軽に楽しめるエンターテインメントがそろう。
卓球やカラオケ、ゲームコーナーといった定番に加え、小さな子どもが遊べるキッズパークも設けられている。
大人は温泉でひと息、子どもは思いきり体を動かす。
それぞれの時間を過ごしながら、また同じ場所に戻ってこられる距離感が心地いい。
家族連れにとっては、滞在中の選択肢が増える安心感もあるだろう。
にぎやかすぎず、静かすぎない。
温泉と食事を軸にしながら、遊びの要素がほどよく添えられている点も、この宿の使いやすさのひとつだ。
花巻という土地に身を置き、家族それぞれが思い思いに過ごす。
そんな新しい旅のかたちを、体験できる一軒だ。
全部屋が個室のカラオケルームを完備（夜は有料）。
天候を気にせず遊べるキッズパーク。大型の立体遊具やうんてい、ボルダリングなど、年齢に合わせた遊具を用意。
大江戸温泉物語Premium 岩手花巻
住所■岩手県花巻市湯口佐野２１−８
電話■050-3615-3456（予約専用・9:00～18:00）
IN／15:00 OUT／11:00
アクセス■東北自動車道花巻南IC、JR花巻駅よりそれぞれ車で約20分
HP■https://www.ooedoonsen.jp/hanamaki/onsen/
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