
『Kappo 仙台闊歩』は、2026年6月25日発売のKappo142号よりリニューアルします。
これまで仙台・宮城を中心に、大人のための食、旅、文化を伝えてきた『Kappo』。新しい『Kappo』では紹介エリアを東北6県へ広げ、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、それぞれの土地に根ざした食文化、旅、歴史、アート、人の営みを、より深く掘り下げてお届けします。
発行サイクルも、隔月刊から季刊へ。
一つひとつのテーマにじっくり向き合い、長く手元に置いて読み返したくなる誌面を目指します。
早く、広く、手軽に情報が届く時代だからこそ、足を運び、人に会い、言葉を交わし、その土地の空気ごと伝えること。
それが、これからの『Kappo』が大切にしていきたいことです
『澱と葉』(青森県鶴田町)
新しい『Kappo』の第1号となるKappo142号。
巻頭特集は「東北の名店 2026」です。
おいしい店を訪ねれば、その土地の輪郭が見えてくる。
海から届く魚、風土に育まれた肉、畑の野菜、山に芽吹く山菜、受け継がれてきた食文化。東北の料理人たちは、目の前の食材だけでなく、その背景にある歴史や人の営みにまで目を凝らし、ひと皿へと昇華しています。
今回の特集では、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の各地を訪ね、遠くても足を運びたいレストランや料理店を取材しました。
土地の恵みを生かす店。
料理人の哲学が宿る店。
地域の食文化を、今の形で表現する店。
そして、旅の目的地にしたくなる店。
料理の味わいはもちろん、その店がその土地で営まれている意味まで、丁寧に紹介します。
東北旅行のきっかけに。
大切な人と訪ねたい一軒を探すために。
そして、まだ知らない東北と出合う入口として。
新しい『Kappo』が選ぶ「東北の名店」を、ぜひ誌面でお楽しみください。
『新茶家』(岩手県奥州市)
『中国料理タカハシ』(山形県山形市)
遊佐町内から望む鳥海山。
特集では、山形県の庄内エリアをめぐります。
舞台は、鶴岡、酒田、遊佐町。
日本海、庄内平野、出羽三山、鳥海山。海、山、平野に恵まれた庄内には、豊かな食文化と、古くから受け継がれてきた信仰、そして清らかな水の風景があります。
鶴岡では、出羽三山信仰や庄内の食文化に触れながら、地元食材を味わえる店へ。
酒田では、かつて“酒田フレンチ”と呼ばれ親しまれた食の記憶を受け継ぎ、新たな形で表現する店を訪ねます。
遊佐町では、鳥海山の伏流水が育むウイスキーツーリズムに注目。蒸留所や湧水地をめぐり、土地の恵みを体感します。
食を味わい、祈りの場を訪ね、水の流れをたどる。
庄内の風土を感じる、大人のための周遊旅を提案します。
『善寳寺』(山形県鶴岡市)
『Restaurant nico』(山形県酒田市)
黒木あるじさん。会津若松市・諏方神社にて。
リニューアルにあわせて、新連載も始まります。
郷土史家・菅野正道さんによる「東北の街道」では、古くから人や物、文化が行き交ってきた道をたどりながら、東北の歴史と土地の記憶をひも解きます。
怪談作家・黒木あるじさんと荒蝦夷・土方正志さんによる「あやかしさんぽ」もスタートします。第1回の舞台は、数々の怪異譚が残る福島県会津若松市と喜多方市。人魂、妖怪、幽霊屋敷、不老長寿の尼——。不思議な話をたどるうちに見えてきた、この土地の歴史と信仰の姿を、二人の軽妙な掛け合いとともにお届けします。
そのほか、リニューアルオープンした宮城県美術館をはじめ、青森県立美術館の企画展、八戸市美術館の話題など、東北のアートシーンも紹介します。
食、旅、文化、歴史、アート。
新しい『Kappo』は、東北をもっと深く知りたい人のための一冊です。
東北のおいしい店を訪ねたい方へ。
次の旅の目的地を探している方へ。
そして、まだ知らない東北に出合いたい方へ。
リニューアルした『Kappo 仙台闊歩』を、どうぞよろしくお願いいたします。