PHOTO_菊池淳智
TEXT_菅原ケンイチ
宮城県にもいよいよ梅雨が到来。じめじめとした蒸し暑さが続くと、どうしても食欲が無くなりがち。そんな今の時期にこそ食べたいのが、ツルっとさっぱり食べられるそばですよね。
昨年発売したKappo特別編集『本当にうまい そばの名店 宮城』から、ぜひ行ってほしい編集部おすすめのお店をピックアップ。店舗の最新情報と合わせて、ぜひチェックしてみてください。
仙台市中心部の東二番町通からひとつ裏手の通り。喧騒から外れた一角に『山がた』はある。店名は店主山形俊介さんの名から。「山形風そばを出しているわけではないですよ」と笑う。
そばは正統の二八。のどごしよく、しなやかでしっかりとしたコシを持っているもの。そしてつゆもうまみと辛さ、甘みのバランスが整った、そばによく合うものだ。
定番の「ざるそば」(上画像)は、山形県産わかおりが主体の石臼挽きのそば粉を使用している。
そばを味わう昼の部だけでなく酒を嗜める夜の部もあり、営業が再開している。場所柄飲みに訪れるサラリーマンも多く、江戸っ子のように「そば屋のつまみで飲んで、さっとそばをたぐる、そんなお客さんが多いとうれしいです」と山形さん。
メニューは板わさ、玉子焼き、ふぐ子など、通好みのつまみがそろう。
手打ちそばとつまみを自宅でも楽しめるようにと、『山がた』ではオンライン販売を計画中。今年秋頃の実施を予定している。昼からお酒を愉しみ、そばで〆る―。そんな粋な家飲みができる日を楽しみに待ちたい。
■暑い日に食べたい! 宮城・仙台そばの名店■ 過去の記事は下からどうぞ
①鹿落堂(太白区向山)