Kappo最新号に掲載中の記事の中から、人気連載「ランチmemo」拡大版をピックアップ! 夏に食べたい「冷たいそば」をテーマに、仙台市内・郊外の人気そば屋を紹介します。
秋保・磊々峡のほど近く。赤褐色の瓦屋根が映える古民家が『SOBA to GALETTE あずみの』だ。もともとは両親とともに、青葉区大町でそば屋『安曇野』を営んでいた店主の小松良太さん。「地元の秋保でゆっくりと食事を楽しめる自分の店を開きたい」という念願が叶い、昨年9月にオープンした。
そばは信州・戸隠産のそば粉を使用。やや色白の香り高い二八だ。合わせるつゆには、一週間寝かせて味を落ち着かせたかえしを使う。程よい甘さがそばの風味を一層引き立てている。
看板メニュー「ぼっちそば」の特徴は、その盛り付け方。戸隠そばのしきたりに倣って食べやすいよう小束に分けたそばを、長野県の伝統工芸品・戸隠竹細工のざるに盛る。
もう一つの看板で、1年に及ぶ試行錯誤の末に完成したというガレットにも、戸隠のそば粉を使う。漢方和牛のベーコン、トマトやチーズを包んだ「コンプレットトマト」が人気だ。
スイーツ系も用意しているので、昼時を外して訪れてもいいだろう。
内装は小松さんを中心に、ともに店に立つ家族や親戚の手を借りてリノベーション。古民家特有の経年と所々に感じる手作りのぬくもりに、訪れるこちらも自然と愛着が沸くような一軒だ。
★今回の内容は、Kappo9月号(8月5日発売)に掲載中!
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