写真=池上勇人 TEXT=編集部

『青森屋』の冬の風物詩・絶景雪見露天「ねぶり流し灯篭」。ねぶた名人・竹浪比呂央氏が手がけた雷神が、入浴する人々を見守る。今冬は2026年2月28日まで実施。
「旅を楽しくする」をテーマに、旅の目的や過ごし方に合わせた滞在を提案している「星野リゾート」。
独創的なテーマが紡ぐ圧倒的非日常「星のや」、ご当地の魅力を発信する温泉旅館「界」、想像を超える体験があふれるリゾートホテル「リゾナーレ」、旅のテンションを高める「街ナカ」ホテル「OMO(おも)」、ルーズに過ごすホテル「BEB(ベブ)」など、5ブランドを中心に、73施設(国内68、海外5)を運営しています。
そんな星野リゾートが送る、最新の冬の楽しみ方の提案を、Kappo編集部がお届けします。
青森の文化をまるごと体感できる温泉宿『青森屋』にこの冬、青森の夏の風物詩を目と舌で味わう特別企画「ぬぐだまれ~!(津軽弁で温まれの意) ねぶた祭り鍋」が登場する。
青森三大ねぶたを鍋で表現する、挑戦的な試みだ。
「『青森屋』は青森の祭りや文化がテーマの宿。そして、冬といえば鍋。そんな自然な発想から企画が生まれました」と企画担当・阿部潤子さんは語る。
鍋は、それぞれの祭りの特徴から着想を得た。
「青森ねぶたは熱気と花笠、弘前ねぷたは扇の雅、立佞武多は高さ。スタッフそれぞれが祭りの特徴を出し合い、それをどう鍋に落とし込むか話し合いました」
21時からオープンする「ヨッテマレ酒場」。青森県内各地域の日本酒を取り揃えるほか、ご当地らしさのあるオリジナルカクテルやつまみを提供。
「ヨッテマレ酒場」の人気メニュー。「ねぶた漬け」(500円)と「にんにくまるっとまんま揚げ」(850円)。日本酒は1杯600円~。
「ぬぐだまれ~!ねぶた祭り鍋」の企画を担当した、阿部潤子さん(右)と吉田怜実さん。
跳人の花笠をモチーフにした華やかな盛り付けの「青森ねぶた花笠鍋」はニンニクを用いた味噌味で、パンチのある味わい。
「弘前ねぷたりんごおでん鍋」はリンゴで弘前ねぷたを代表する扇形の山車を表現。
青森名産・シジミの旨みをプラスした穏やかな味だ。
そして高さ23cmのパフェで立佞武多の迫力を表現した「立佞武多デザート鍋」。
クッキーなどのスイーツを、温めたカスタードにディップして味わう、『青森屋』らしい遊び心に満ちている。
「調理スタッフも悩みながら守るべきところは守り、オリジナリティを追求してくれました」と同じく企画を担当した吉田怜実さん。
提供場所の「ヨッテマレ酒場」には、青森県全域の日本酒を揃えている。
祭りと鍋の熱気を感じながら日本酒を飲めば、『青森屋』の冬が特別なものになるだろう。
高さ23mにもなる立佞武多を、1/10スケールの23cmに。大迫力の「立佞武多デザート鍋」(2800円)。
跳人の花笠をモチーフにした「青森ねぶた花笠鍋」(1600円)。さらにパンチが欲しい人は、南蛮味噌で味変を。
「弘前ねぷたりんごおでん鍋」(1600円)。シジミの旨みをプラスし、青森らしさを感じられる味わいに
青森屋の冬は、食だけでなく「福」もめぐる。
「じゃわめぐ広場」を中心に、「わっつど開運まつり」を開催。
「福ガチャ」や七福神スタンプを集める「ねぶた七福神巡り」など、笑顔と運気を呼ぶ仕掛けが満載。
津軽の方言で“思いっきり”を意味する「わっつど」の名の通り、冬の青森を思いきり楽しめる催しだ。
「わっつど開運まつり」の一つ、スタンプで運を集める「ねぶた七福神巡り」。館内のどこかにあるスタンプを7つ集めよう。
「福ガチャ」は、1回1500円。レバーを回すとカプセルに入った「鳩笛」「八幡馬」「福財布」など、青森の縁起物や伝統工芸品が出てくる。内容は変わる場合あり。
青森屋の畑で採れたトウモロコシの皮を使う「きみがらミニぞうり作り」。長さ約10cmほどのミニぞうりを2つ作れる(1名2200円・要予約)。
りんごの残滓を使った障子が印象的な客室「おぐらみ」。
青森屋 by 星野リゾート
あおもりや
住所■青森県三沢市字古間木山56
電話■050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
IN/15:00 OUT/12:00
料金■1泊2万3000円~※2名1室利用時1名あたり、税込、夕朝食付。
アクセス■青い森鉄道 三沢駅より徒歩約15分、三沢空港より車で約20分URL■https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/