5月号の巻頭特集は「東北のアート」です。東北各地でアートプロジェクトやイベントが増えてきている昨今。アートが東北に与える影響とはなんなのか、と思っていた編集部が、思い切って東北を旅して考えてきました。アートは地域の表現としてツーリズムを生み出し、アートの拠点であった美術館もまた、地域に開かれ、人と人とが交流する場に変化していました。今回は、いまアツいアート県・青森県で始まった「AOMORI GOKANプロジェクト」に参加している全5施設のほか、2023年に注目したい展覧会や美術館、気仙沼で活動されているアーティストなど、東北6県のアート情報をお届けいたします。2023年度の展覧会情報もまとめましたので、ぜひご活用ください。
さらに、過去に大賞を受賞した佐藤厚志さんが第168回芥川賞を受賞して一躍話題となった、「仙台短編文学賞」。Kappo5月号で第6回大賞&プレスアート賞を掲載。今回、審査員長をお願いした福島在住の詩人・和合亮一さんの講評や作者のインタビューも合わせてお楽しみください。