PHOTO_池上勇人
TEXT_ナルトプロダクツ
色のない建物の中に数寄屋の清廉を隠し、公園前に佇む『おかざき』。一間廊下の最奥には、切り絵の蔵王大雪渓と寒椿。どこか遠くの春を先取りするのではなく、いま、この仙台に訪れんとしている春を。それは、岡崎敏彰さんの料理の在りようにも続いている。
この日仕入れた1m級の真鱈は、北の海の名残の旬。焼物には湯引きした白子を使い、村田町の桜中味噌で柚子釜に。柚子の香りと酸味、すっきりとした甘みの味噌ダレが白子の濃厚と絡み、実に贅沢な味わいだ。
■ Kappo 2020年3月号 vol.104 ■
巻頭特集「もてなしの名店 昼編」では、仙台+仙台近郊にあるランチの名店を紹介しています。
特別な日に食べに行きたい専門店の天ぷら、うなぎ、鉄板焼などのほか、夜と同じクオリティのコース料理が楽しめる日本料理やフレンチ、イタリアンの名店、観光地近くにある、足を伸ばしてでも行きたい佳店を掲載しています。
本誌の詳しい内容やご購入はこちらからどうぞ。