鮮やかな緑が四方を囲む、美しい景観で知られる宮城県図書館。その館内に8月26日、カフェレストラン『PANORA kitchen of the seasons』がオープンする。デジタルサービスを導入したプロモーション事業を展開する企画会社「ボーダーアクト」が、店舗をトータルプロデュースする。
店名の『PANORA』とは広々とした眺めを指す“PANORAMA(パノラマ)”からとった造語。自然と融合した落ち着きのある空間を目指した。壁一面のガラス窓に面したカウンター席、ゆったりと間隔を持たせたテーブル席を備え、四季折々で表情を変える景色を眺めながら食事ができる。
フードはイタリアで修業を積んだ俵山陽介シェフが監修。メインとサイドを好みで組み合わせる“デリスタイル”の食事や、カジュアルな一品料理をラインナップ予定だ。
カフェの要となるコーヒーは、国内外の人気ロースターの豆を月替りでセレクト。国際的な賞を受賞したビーントゥーバーを使ったケーキなど、淹れたての一杯とともに味わいたいスイーツメニューも準備を進める。コーヒーはタンブラーの使用で館内の閲覧室に持ち込みが可能に。読書時間をゆっくりと楽しめそうだ。
さらに最新のコンテンツを利用した試みとして、商品の注文と事前決済が可能なモバイルオーダーを導入する。安心かつ便利に店を利用できるスタイルは、これからの飲食業界でも注目されることだろう。宮城県図書館からはじまる新たなカフェレストラン体験。誰にとっても過ごしやすい、心安らぐ憩いの場が誕生する。