PHOTO_菊池淳智
TEXT_菅原ケンイチ
宮城県にもいよいよ梅雨が到来。じめじめとした蒸し暑さが続くと、どうしても食欲が無くなりがち。そんな今の時期にこそ食べたいのが、ツルっとさっぱり食べられるそばですよね。
昨年発売したKappo特別編集『本当にうまい そばの名店 宮城』から、ぜひ行ってほしい編集部おすすめのお店をピックアップ。店舗の最新情報と合わせて、ぜひチェックしてみてください。
太白区向山。広瀬川を見渡せる坂野通り沿いにある『鹿落堂』は、2017年にオープンしたそばと甘味の店。カフェのような明るい店内。広い窓からは広瀬川と仙台の街が見える。
ここは自家製粉の店。仕入れる原料のそばは鳴子の川渡産の信濃一号がメイン。そばは十割と二八の2種類ある。玄そばを粗く挽きくるみした十割はつながりが見事で、水で打ったとは思えないほど。透明感があり、弾力のあるコシと豊かな風味が特徴だ。
鹿落堂は甘味メニューも充実しており、「わらびもち」や「あんみつ」など全て手作り。ひんやりおいしい甘味を楽しみに、3時以降を狙って行くのもおすすめだ。 6月から提供がはじまったかき氷も人気メニューの一つ。ぜひ“そば”と“甘味”、2つの側面を楽しみたい店だ。