Kappo 仙台闊歩

TRAVEL 2020.01.20

Kappo2020年1月号 五感が開く宿 vol.6『山形座 瀧波』

PHOTO_菊地淳智
TEXT_菅原ケンイチ

POINT

Kappo1月号の巻頭特集から注目の宿をピックアップしてお届けします。

2017年にリノベーションして生まれ変わった、『山形座 瀧波』。それから2年がたった今、ネットには賞賛の口コミが数多く並んでいる。

瀧波ではいくつもの古建築が再生されて使われている。築400年という、高畠の武家屋敷の薬医門。築350年、飯豊町にあった大庄屋の曲がり屋は宿の母屋に。そして客室には板蔵や米蔵、大正時代の小学校の校舎が利用されている。
母屋の玄関を入ったラウンジは天井が高く、広い空間になっている。(う)造りと呼ばれる加工を施した杉板の床は、木目が際立ち足に心地よく、黒光りする太い梁や柱と白壁のコントラストが美しい。そして北欧家具の「スワンチェア」が和の建築にモダンを添えている。この宿はパブリックスペースも客室も、シャープな和モダンのデザインで統一されている。

瀧波には客室全てに露天風呂があり、源泉からタンクを通さずに引いてきた、新鮮なかけ流しの湯が、24時間堪能できる。

広い空間のラウンジ。見事な日本建築の中に、北欧家具のモダンな「スワンチェア」が置かれている。

「KURA」の2階の客室。琉球畳と西洋漆喰の白壁は清潔で明るく、黒い梁が印象的。

「毘龍軒」と名づけられた母屋は『山形座 瀧波』のメインステージ。

山形座 瀧波(たきなみ)

住所
南陽市赤湯3005
電話
0238-43-6111
WEB
http://takinami.co.jp/

■ Kappo 2020年1月号 vol.103 ■
巻頭特集「五感が開く宿」にて、宮城+近県+栃木エリアにある宿を紹介しています。
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