Kappo 仙台闊歩

CULTURE 2020.05.03

休日CINEMA 『ブリット=メアリーの幸せなひとりだち』 (Kappo 5月号より転載)

TEXT=編集部

Kappo本誌のCINEMAコーナーで紹介した、映画作品をお届けします。
※5月29日公開予定でしたが、現在の公開予定日は未定です。

(c)AB Svensk Filmindustri, All rights reserved

40年間専業主婦のマリーが一念発起。忘れていた“夢”を取り戻す

40年間専業主婦を続けいていた主人公のマリーは、結婚してから家を守るのが自分の使命であると信じていた。いつしか笑顔も見せなくなっていたところに、夫の不義が発覚。スーツケース一つで家を飛び出してしまう。自活しようと職を探すも、年齢や経歴で思うように仕事が見つからなかった。
ようやく小さな田舎町・ボリで、ユースセンターの管理人と、子どもたちのサッカーチームのコーチを兼務する職を得る。慣れない環境と仕事に戸惑いを見せる彼女だったが、若者たちとの交流を続けるうちに、自分が若かりし頃に持っていた“夢”を思い出す。

本国スウェーデンでは、No.1ヒット!

「幸せなひとりぼっち」の原作者、フレドリック・バックマンによる小説「ブリット=マリーはここにいた」を映画化した今作。専業主婦がエプロンを置いて第二の人生を切り開いていく物語だ。著者の出身地であるスウェーデンでは、No.1ヒットを記録した。主演は『愛の風景』のペルニラ・アウグスト。個性豊かなメンバーに囲まれて、不器用ながらも笑顔を取り戻していく、チャーミングな演技に注目を。

作品概要
2018年/スウェーデン/1時間37分
監督/ツバ・ノボトニー
原作/フレドリック・バックマン
出演/ペルニラ・アウグスト、ペーテル・ハーベル、アンデシュ・モッスリング、マーリン・レバノン、オッレ・サッリ、ベラ・ビタリ
配給/松竹
公開予定日・上映館/未定

■ Kappo 2020年5月号 vol.105 ■
巻頭特集は「新 まち歩きの教科書」と題し、新しい“まち”の魅力を探しに出かけてみました。第2特集として「第3回 仙台短編文学賞」の大賞&プレスアート賞の受賞作品を全編掲載。ぜひ本誌をご覧ください。

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