一日のはじまりに食べる朝ごはん。
慌ただしい日の朝も、ゆったりとした休日の朝も、
お気に入りの調味料や道具、ちょっとした楽しみがあると、
気分よく一日をスタートできる気がしませんか。
朝ごはんを愛するスタッフが、
そんな、朝ごはんを彩るあれこれをご紹介します。
三度の飯では朝ごはん。朝ごはんが楽しみで早起きしてしまうという、朝ごはん好きのごく私的な楽しみをご紹介。
こだわりといった堅苦しいものでなく、ちょこっと試してみたら気持ちがふわっと明るくなった。
そんなささやかな喜びをお届けする感覚で、いつか皆さんの朝ごはんも覗けたら…と、ゆるやかに連載を始めてみます。
どうぞよろしくお願いします。
忙しい朝は、あれこれおかずを並べるのも大変…。
とあらば、まずは「ごはんを炊く」こと自体を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
炊飯器を置くスペースが無い、という消極的な理由で始まった私の鍋炊きごはん生活。
今ではすっかり習慣化し、コーヒーを淹れる、花に水をやる…といったことと同じように、自然と生活の中に溶け込んでいます。
なんだか面倒で難しそう…と思うかもしれませんが、慣れてしまえばとっても簡単。火にかけて25分ほどで炊き上がり。
炊飯器任せでなく、鍋を火にかけるだけで、”料理をしている気分”になれるといった充実感も。
水加減を変えてみたり、ちょっとオリーブオイルを加えてみたり、自分好みを探る過程も楽しいです。
そんな鍋炊きごはん党として気になっているお鍋が、以前Kappoの取材で出会った「無水鍋(R)」。
その名の通り、水を加えず調理ができ、ご飯を炊く以外にも、煮る、蒸す、茹でる、炒める、揚げる、焼く、天火調理と、1台8役をこなす万能アイテムです。
なんと、1953年に日本初のアルミニウム鋳物鍋として誕生したという、ロングセラー。
実際に取材時にご飯を試食させて頂いたところ、ふっくらツヤツヤ、お米の甘い香りに感激!
出しっぱなしでも絵になる端正な佇まいも、日常使いする相棒としては重要なポイントです。
こちらの「無水鍋(R)」をご紹介くださったのが、『クロワッサンの店 仙台店』。
お店では全国各地&新旧多彩なご飯のお供も揃っているので、ますます朝ごはんの楽しみが増えてしまいます。
個人的には「ちりめん山椒」と「金ごまいわし」がお気に入りです。
文_佐藤直美(編集部)