Kappo 仙台闊歩

TRAVEL 2020.06.05

歴史ロマンあふれる多賀城と荒浜地区の震災遺構を巡る【連載】みちのく潮風トレイル 海とともに歩く vol.4

PHOTO_菊地淳智
TEXT_編集部

地域の暮らしや人々の記憶を後世に伝えていく

多賀城(跡)。多賀城は、奈良・平安時代に陸奥国の国府が置かれたところ。奈良時代には鎮守府も伏せ置かれた。

2019年6月、青森県八戸市から、福島県相馬市までの4県28市町村をつなぐ「みちのく潮風トレイル」が全線開通した。その土地の歴史や文化に触れられるロングディスタンストレイル。昔の街道や生活道路、歴史的な道を通りながら、沿岸部の“今”を感じられるのが醍醐味だ。今回は、1,300年前に陸奥国の中心となった多賀城を通り、江戸時代に仙台藩の物流を支えた貞山運河沿いを歩く。

多賀城碑は、多賀城南門の使くにある小さな堂『多賀城碑覆屋』の中に立つ。

Kappoでは「みちのく潮風トレイル 海とともに歩く」連載中

歴史ロマンに満ちあふれた多賀城には、史跡関係の見どころが多いことに加え、公共交通機関のアクセスが良いのも魅力。この日は少し頑張って、荒浜地区まで足を延ばした。トレイルのルートからは少し外れるが、東日本大震災時に被災した『仙台市立荒浜小学校』や住宅の基礎だけが残る『仙台市荒浜地区住宅基礎』などの震災遺構がある地域だ。詳細は、ぜひ誌面をご覧ください。

荒浜小学校から海に向かってすぐの場所にある『荒浜記憶の鐘』。

『仙台市立荒浜小学校』では、被災した校舎のありのままの姿と被災直後の写真を展示する。

■ Kappo 2020年7月号 vol.106 ■※最新号

巻頭特集は「プロに聞く 料理の基本」と題し、仙台市内で腕をふるう料理人たちに、料理の成り立ちや基本、コツなどを語ってもらいました。また、Kappo初となるフォトコンテストの結果発表や、伊坂幸太郎さんのインタビューを掲載しています。本誌の詳しい内容やご購入はこちらからどうぞ。

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