写真=ノブフォト TEXT=ナルトプロダクツ
Kappo5月号・SCOPEコーナーの中から、4月7日(金)にオープンした村田町の新しいスポット『SUGO CAFE』をご紹介します。
春の淡い花や樹々の色彩の中でとりわけ光る、シルバー ホワイトのキューブ。菅生パーキングエリアに新たに開 設されたスマートインターからもほど近い。
開放的なデザイン。これからの季節はテラス席も人気となるだろう。
山椒を隠し味に効かせた「710ボロネーゼ」(1290円)。酒粕バターで味変も楽しい。
「蔵王盛り」、つまり「ザ大盛り」のカレーにロースカツをトッピングした「85カツカレー蔵王盛り」(1590円)。
「スポーツランドSUGO」のメインゲート手前の駐車場に完成した『SUGO CAFÉ』。
菅生の新たなランドマークであり、コミュニティスペースだ。三面に大きな窓が配され、菅生の里山の景色をパノラマで楽しむことができる。
実際にレースで使用されたヤマハの名機・TZ250とYZR500に出迎えられるのも、モータースポーツファンにはたまらない演出だ。
看板メニューは村田町内の「桜中味噌店」の蔵出し生味噌と「大沼酒造店」の酒粕を使った「85(発酵)カレー」と、同じ味噌と「グリーンパール納豆」を使った「710(納豆)ボロネーゼ」、そして「酒粕ミルクソフ
ト」だ。地元の小学生たちにも大好評だという「85カレー」は、味噌のまろやかな旨みと酒粕の甘みたっぷりのさらさらタイプ。
酒粕バターやミックススパイスで味変するのもおすすめだ。
「710ボロネーゼ」は、納豆がまるで挽肉のようなコクと食感。
トマトの旨みの相乗効果で、後をひくおいしさだ。
レシピを完成させたのは、「旅するシェフ」の名で知られる吉田友則さん。
「菅生の里山や村田の町を歩いて人と話していろんなものを食べて、この地域がその歴史の中でずっと作り続けてきたものを、その時間の経過ごと味わってもらうだけでいいんじゃないか、と思ったんです。
もちろんバランスなどには気を配りましたが、基本的には味噌や酒粕、納豆そのもののおいしさが主役。
そうしたら自然に、他では食べたことのない、オリジナリティにあふれた味わいになりました」