あふれる肉汁、口いっぱいに広がる脂の甘み、ジュウッと焼ける音と、香ばしい香り。
肉にかぶりつく幸せは、他の何にも代えがたい。
厳しい暑さに疲れた身体に、明日をがんばるためのエネルギーを。
Kappo9月号より、老若男女すべての人が心躍る、うまい肉を堪能できる店をご紹介します。
かつて仙台市のホテル内にあった鉄板焼の名店『メープル』。
そこで料理長を務めていた下元さんが、店名はもちろん味もそのままに、国分町に構えた店がこの『楓』。
扱うのはホテル時代と同様、紛うことなきA5クラスの仙台牛。
海鮮は、活アワビなど三陸のものを中心に彩り豊かに取り揃える。
一つひとつの食材を目利きする精肉店や鮮魚店も、ホテル時代から変わらぬ付き合いを続ける信頼のおける店ばかり。
まさに厳選された食材がここに集まってくる。
調理する鉄板は、2㎝という驚異の厚さ。
厚い鉄にしっかりと温度を持たせ、全体をまんべんなくふっくらと焼き上げるのが、素材の旨みを引き出す熟練の技だ。
ジュウジュウという音と立ち上る香りに、おいしさへの期待も膨らむばかり。
大切な人との時間や自分へのごほうびに、特別感あふれる鉄板焼をぜひ味わいたい。