Kappo 仙台闊歩

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【神社仏閣6選】祈りのかたち、春の東北

柔らかな春光に誘われ、東北の古社名刹を歩く。
古より続く伝統の風習や、12年に一度巡る特別な御縁。
そこには、人々の切なる願いが宿る「祈りのかたち」が静かに息づく。
芽吹きの季節、心清まる旅へ出かけよう。

1.竹駒神社(たけこまじんじゃ)

美しく駆ける馬にあやかり 万事“うまくいく”飛躍の年に

総ひのき造り、銅板葺きの荘厳な社殿。本殿は流れ造り、拝殿は千鳥入母屋唐破風の権現造り。午歳御縁年の活気の中で凛と佇む。

京都の伏見稲荷から御分霊を勧請した『竹駒神社』は、日本三稲荷のひとつに数えられる名社。
古くから馬市が盛んだった岩沼の地にあり、若い馬を指す「駒」を名に冠する同社にとって、午年の今年は12年に一度の「午歳御縁年」という特別な1年である。
宮司の村田さんは「力強く駆ける馬のように、物事を前へ進め、困難を打ち破り飛躍する年となるようお祈りしております」と語る。
神事でも神と人を繋ぐ大切な存在とされる馬の活力を受け、さらなる飛躍を願う参拝者で境内は活気に満ちている。

天保13年に建立された「唐門」。緻密な彫刻が施された神社建築の代表作として、宮城県の有形文化財にも指定されている。

御神馬舎に佇む愛らしい顔の「御神馬像」。通常は週末のみ公開だが、午歳の今年は毎日公開されている。

竹駒神社(たけこまじんじゃ)

住所
岩沼市稲荷町1-1
電話
0223-22-2101
時間
一般参拝/6:00~17:00、祈祷参拝/9:00~16:00、竹駒の杜 CAFÉ 一粒万倍/10:00~17:00(フードLO16:00、ドリンク・スイーツLO16:30)
WEB
https://takekomajinja.jp/
備考
P/250台

2.早馬神社(はやまじんじゃ)

撫で馬と馬久行久守で 万事“うまくいく”運気上昇

早馬山の山頂に奥宮、海辺の宿浦に里宮が鎮座する。里宮では祈願のほか、特別な祈祷を施した多種多様な授与品を拝受できる。

鎌倉武将梶原景時公の兄、景実により創建された由緒ある神社。
万事が好転する「うまくいく」御神徳で知られ、境内には人々に慈しまれる「撫で馬」の像が鎮座する。
午年の2026年は、12年に一度の「午歳御縁年」にあたる。この特別な1年は、撫で馬をデザインした限定御朱印や馬にまつわる授与品が頒布される。
神馬の背に願いを託し、あらゆる物事が成就へと向かう手応えを、この機に授かりたい。

九頭の馬が駆ける人気の「馬九行久守」。午歳御縁年を記念し、2026年は気品ある白色が限定頒布され、参拝者の注目を集める。

境内の「撫で馬」は、頭や胴を優しく撫でることで願いが叶うとされる。全てがうまくいくよう祈る参拝者が、今日も列をなす。

早馬神社(はやまじんじゃ)

住所
気仙沼市唐桑町宿浦75
電話
0226-32-2321
時間
授与所/9:00~16:30、御朱印/9:00~16:30
WEB
https://hayama.jinja.jp/
備考
P/100台

3.山神社(やまのかみしゃ)

願い叶って神恩感謝の倍返し 安産・子授けを祈る山の神

大正6年に造営された現在の拝殿。安産・子授けの神を中心に、産業や武道の神も祀り、東北一円から崇敬を集め続けている。

藩政時代より篤い信仰を集める『山神社』。
山の美女神「木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみことしき)」の御利益が込められた枕を授かり、願いが叶えば自作の枕を添えて、倍返しで奉納する習わしがある。
この伝統は数々の奇跡を生み、親子三代でお礼参りに訪れる家族も少なくない。
縁結びから子孫繁栄まで命の営みに寄り添う神前にて、健やかな安寧を願いたい。

四季折々の美しさを見せる境内の庭園。春には満開の桜が朱塗りの橋を彩り、参拝者の目を楽しませる名所として知られる。

鉄道の街・小牛田にちなんだ蒸気機関車と、美しい桜を象った季節限定の御朱印。参拝の折に、旅の思い出として拝受したい。

山神社(やまのかみしゃ)

住所
遠田郡美里町牛飼字斉ノ台37
電話
0229-33-2082
時間
一般参拝/9:00~16:00、祈祷参拝/9:00~12:00、13:00~16:00
WEB
https://yamanokami.org/
備考
P/50台

4.土津神社(はにつじんじゃ)

白大鳥居と桜が彩る会津の聖域 こどもと出世の神さまへ祈る

参道正面にそびえる白大鳥居と、信州高遠ゆかりのタカトオコヒガンザクラ。濃いピンクが青空に映える、土津神社の春の景色。

信州高遠ゆかりの希少なタカトオコヒガンザクラが境内を染める頃、『土津神社』に春の光があふれる。
1675年の創建以来、”こどもと出世の神さま”として知られるこの地では、出世の石段を一歩ずつ上り、和傘と花々が水面を彩る花手水に足を止めるうちに、心静かに会津の深い歴史へと引き込まれる。
4月下旬から5月上旬には計21本の桜が見頃を迎え、3月から5月は春詣限定の御朱印やお守りの頒布も行われる。
赤べこ絵馬に子どもの健やかな成長を願い、歴史薫る境内で静かな参拝の余韻に浸りたい。

春詣限定の切り絵御朱印。青龍と満開の桜が繊細に描かれている。参拝を静かに刻むことができる美しい一枚。

赤べこをモチーフにした絵馬。会津に古くから伝わる縁起物の姿に、子どもの健やかな成長や無病息災を願う人々の祈りが重なる。

土津神社(はにつじんじゃ)

住所
福島県耶麻郡猪苗代町字見祢山3
電話
0242-62-2160
時間
授与所/9:00~17:00、※平日・冬季は10:00~16:00
WEB
https://hanitsujinja.jp/
備考
P/50台

5. 微笑山 江巌寺(こうがんじ)

我が子を想う愛姫の慈愛を 今に伝える伊達家ゆかりの寺

青空に映える本堂。本尊の「育割不動尊」は、愛姫が亡き竹松丸君のために自身の持仏を寄進したと伝えられている。

1615年、伊達政宗公と愛姫の間に生まれ、7歳で夭逝した竹松丸君の供養のため創建された『微笑山 江巌寺』。
愛姫が寄進した本尊「背割不動尊」は、酉年生まれであった竹松丸君の守り本尊だ。
現在、同寺では初心者に寄り添う写経会を毎月開催している。
住職の丁寧な指導を受けながら、静寂の中で一文字ずつ墨を運ぶ時間は、慌ただしい日常を忘れさせてくれる。
母が子を想った慈悲の心に包まれ、静かに己と向き合いたい。

毎月第3水曜日に開催される写経会。幅広い年齢層に人気で、住職による説明やサポートがあるため、初心者でも安心して臨める。

竹松丸君の御位牌を祀る御霊屋。通常は閉じられているが、春秋の彼岸やお盆の時期には開帳され、往時の歴史を静かに語り継ぐ。

微笑山 江巌寺(こうがんじ)

住所
仙台市青葉区柏木3-7-40
電話
022-234-2905
時間
拝観時間/10:00~16:00
WEB
http://kouganji.or.jp/
備考
P/20台

6. 賢聖院 二十三夜堂(けんじょういん にじゅうさんやどう)

午年生まれの守り本尊 毎月23日は祈りの縁日

午年生まれの守護本尊である「得大勢至菩薩(とくだいせいしぼさつ)」を祀り、室内納骨堂やコミュニティスペースも併設する。

1069年に創建され、1600年に伊達政宗公により現在地へ移建された『賢聖院』。
本尊の「得大勢至菩薩(とくだいせいしぼさつ)」は、関東以北で唯一とされる午年生まれの守り本尊である。
令和4年に建て替えた本堂は、コミュニティスペースも備えた、現代的で明るい空間へ生まれ変わった。
23日の夜に人々が集まり祈りを捧げたことで二十三夜堂と呼ばれるようになったことから、毎月23日の縁日には、万事成就を願う参拝者が訪れる。

万事が“うまくいく”よう願う「午九(うまく)いくお守り」や、繊細な刺繍が施された「開運レースお守り」。郵送での授与にも対応している。

午年を記念した特別な御朱印。力強い筆致で描かれた神馬の意匠が、運気上昇を予感させる。縁日の23日には祈祷も行われる。

賢聖院 二十三夜堂(けんじょういん にじゅうさんやどう)

住所
仙台市青葉区北目町7-11
電話
022-722-0238
時間
拝観時間/10:00~16:00
WEB
https://www.kenjouin.com/
備考
P/8台
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