Kappo 仙台闊歩

TRAVEL 2020.03.28

YouTuberダヴィデさんと行く仙台・宮城 SHOOT! 第3回 白石城

PHOTO_齋藤太一
TEXT_後藤琴乃(編集部)

POINT

地元で暮らす我々には当たり前の風景も、見方を変えればもっと面白い。仙台在住のイタリア人YouTuberダヴィデさんとともに各地の魅力を再発見。関連動画はページの最後をチェック!

ハンディカメラを片手に、人懐っこい笑顔で話すダヴィデ・ビッティさん。仙台在住歴はのべ5年間、東北大学で日本思想史を研究していた彼は、日本語、イタリア語、英語を難なく操る。今では、動画サイトYouTubeでチャンネル登録者数約5万人を誇る人気YouTuberだ。今回訪れたのは『白石城』。「実は、日本のお城を見学するのは初めてなんです」と言う彼。「イタリアを含め、ヨーロッパのお城は、“なくなったものを再現する”ことがあまりないように思います。崩れかけていたり、壊れている部分を修復することが多いです。日本特有の文化なのかもしれませんね」と話していた。

マイク付属のカメラで城内を撮影。家紋や瓦、石垣が気になるよう。

アテンドは『白石城』館長・大宮さん。模型や地図を見せながら説明してくれた。

「白石城は、伊達家の重臣・片倉家の居城なんです。国産木材を使って忠実に復元された天守閣からは市内を一望できます。一国一城の主になった気持ちを味わえます」と大宮さん。

木造建築による天守閣の復元は難しく、近年としては国内最大級。

城内の見学を終え、館長が所有する鎧の写しを特別に試着させてもらったダヴィデさん。“片倉小十郎公の肖像画を元に再現された、日本でただ一つの甲冑”だという。その重量はおよそ30㎏。「ずしっとした重さを全身に感じます。貴重な経験になりました」。

鮮やかな鎧を着せてもらい、この後は屋外で記念撮影。

ダヴィデさんの鎧姿は、動画&本誌でチェックしてみてください。

PROFILE

ダヴィデ・ビッティ

1985年、イタリアはローマ生まれ。ローマ大学で日本語・日本学を学び、2008年に初来日。2010年、大学の交換留学生として1年間東北大学へ通い、震災を経験。帰国後、2015年に再び東北大学へ。文学研究科日本思想史学科で地震なまずの研究を行う。2019年4月、仙台で就職。社会人として働く傍ら、YouTubeで仙台を中心とした日本文化を紹介している。 YouTubeチャンネル/Vivi Giappone

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