Kappo 仙台闊歩

TRAVEL 2020.04.09

みちのく潮風トレイル 海とともに歩く vol.1

PHOTO_菊地淳智
TEXT_編集部

どこにいても感じる海の気配 沿岸部をつなぐ一本道

気仙沼市・大島

2019年6月、青森県八戸市から、福島県相馬市までの4県28市町村をつなぐ「みちのく潮風トレイル」が全線開通した。このロングトレイルコースの総距離は約1000㎞。全線踏破には、1日20㎞歩いても50日はかかる距離だ。国内の自然歩道の多くは周回であるのに対し、一本道であるというのも特徴の一つ。ロングディスタンストレイルは山頂を目指す登山とは異なり、自然散策路やあぜ道、ハイキング道、ときには生活道路を歩くことで、その土地の歴史や文化に触れられる、歩く旅を楽しむための道である。欧米では広く親しまれており、多くのハイカーたちが世界各国から歩くことを目的にその土地を訪れている。

仙台市内を通るコースの近くには、蒲生干潟も。時間帯によっては、朝日が昇る様子が見られるかもしれない。

Kappoでは「みちのく潮風トレイル 海とともに歩く」連載中

この連載では、南からトレイルコースを紹介。複雑なリアス式海岸や、パッとひらけた砂浜、ごつごつとした岩場、絶壁。太平洋側の沿岸部には、さまざまな表情がある。道を歩けば、そこに暮らす人々の日常がある。車や新幹線で移動するとあっという間だが、心地よい潮風に吹かれながら、自分の足で歩いてみると、新しい景色に気づけるはず。ぜひ誌面もご覧ください。

八戸市・種差海岸

相馬市・松川浦の朝焼け

■ Kappo 2020年5月号 vol.105 ■
巻頭特集は「新 まち歩きの教科書」と題し、新しい“まち”の魅力を探しに出かけてみました。第2特集として「第3回 仙台短編文学賞」の大賞&プレスアート賞の受賞作品を全編掲載。ぜひ本誌をご覧ください。

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