TEXT&PHOTO=編集部(川P)
簡単そうで、美味しそうだからと選んだサルシッチャづくり。1時間寝かせる必要があるため、まずは豚挽肉を練りこむところから。
サルシッチャを冷蔵庫にしまい、続いてブロードづくり。玉葱、人参、セロリ、イタリアンンパセリ、ローリエを入れて、シンプルに煮込む。「20分を目安に取り出す」という指示があるのできっちり計って野菜を取り出す。ダシが取れたのはいいのだが、さてこの野菜はどうするのか。特に考えていなかった(笑)。
煮込んだ野菜はポタージュにすることにして、トマトソースづくりに着手。森谷さんの指示通り、トマトジュース煮のホール缶詰を選んであったので、準備はOK。ニンニクを炒めはじめるが、火加減が強すぎてニンニクが焦げ気味に。焦って取り出す。ブロードを入れて煮込んだ後、ハンドブレンダーで滑らかに仕上げる。やっとトマトソースが完成した!
さてここからが腕の見せどころ。サルシッチャとアスパラのリゾットを作りつつ、ポモドーロスパゲットーニを仕上げられるのか。難易度高そう。
3つのコンロと4つの鍋を使って、2つのプリモピアットを作るわけだから、大事なのは段取りと自分に言い聞かせる。
まずはリゾット。本誌にある通り、生米をバターで炒め、白ワインとブロードを注ぐ。アスパラを生のまま投じ、焼き目のついたサルシッチャを混ぜる。水分量がいまいちわからないが、見ながら調整。弱火で煮込みの体制に入ったら、ポモドーロ作りへ。
パスタは森谷さんが言う通り、ブロンズ挽きをやまやで購入。本誌にある通り、表記時間の1分前に引き上げ、ソースに入れて、こちらも乳化させる。
2時間の工程で、
①サルシッチャとアスパラガスのリゾット
②サルシッチャのポモドーロスパゲットーニ
③ブロード野菜のポタージュ
の3品が完成。全体的に量を多く作り過ぎたので、分量調整にちょっと失敗。さらに塩味が少し足りないのではないか、という意見もあったが、まずは無事に作り上げられてひと安心。次回は日本料理に挑戦したい。
ワインはイタリア産がなかったので、スペイン産のシャルドネ。
料理中のBGMは、『クリムゾンキングの宮殿』キングクリムゾンでした。
■ Kappo 2020年7月号 vol.106 ■
本誌の詳しい内容やご購入はこちらからどうぞ。