創業60周年を迎える山形県最大手のコーヒーブランド『東北萬国社』。自社焙煎コーヒーの卸売業を生業とする傍ら、直営店を構え東北地方を中心に高品質なコーヒーを提供している。
9月20日にオープンした仙台茂庭店はその3店舗目。1階にはコーヒーとスイーツを楽しめるカフェを、2階には萬國珈琲初となるコーヒーラボを設けた。

萬國珈琲のこだわりは生豆の厳選にはじまる。世界各国から良質な豆を仕入れ、プロの焙煎士が豆の個性を引き出す最適な温度で焙煎。
出荷時はすべてのコーヒーに対して厳正なカップテストを行う。“鮮度が命”と遍く知られるコーヒーの味わい。焙煎後は時間を置かずに各所へ直送するとあれば、その品質の高さは言うまでもない。

カフェを訪れたなら一度は味わいたいのが「ナイトロコーヒー」。ウィスキー樽で熟成させた豆を使った水出しコーヒーに窒素ガスを含ませ、黒ビールのような見た目に。ウィスキーの華やかな香気を纏うコーヒーをきめ細かな泡が包み込む。香料を使うフレーバーコーヒーとは一味違う一杯だ。

2階に併設するラボでは最新のエスプレッソマシンを体験できるほか、在籍するインストラクターによるセミナーやイベントを開催予定。カフェ開業を目指す人をはじめ一般にも間口を広げる。抽出の技術や知識があれば、目の前の一杯をより一層楽しめるはず。高品質を追求し続ける萬國珈琲の熱意に触れ、奥深い魅力を映す一杯を味わってみてほしい。

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