この記事は本誌1月号よりお届けしています。
仙台市内はおろか、県外の食通からも愛された名店『いま井』。店主が体調を崩し一時は閉店をしたが、多くのファンの要望に応えて店舗を移転して今年9月に再オープン。新店では店主の目と手が行き届くように、カウンターと個室一室の小さな空間。店主との距離が近くなったことで、会話や調理の様子を見て愉しんだりと、よりアットホームな雰囲気で寛げるように。もちろん店の代名詞でもある冬の名物「あんこう鍋」をはじめ、毎日仕入れる季節の魚と野菜を組み合わせた絶品料理の数々は以前と変わらず堪能できる。大切な人を連れて美味しい料理とともにじっくり語らうには、理想的なお店だ。
その日の仕入れによってメニューが変わる前菜は、押し寿司から旬菜を活かした一品まで、どれも手間暇かけて作る料理が一皿に並ぶ。
味噌ベースのクリーミーなスープが味を引き立てる「あんこう鍋」は、前菜や刺身が付くコー ス(1人前8000円~)で。
追いガツオ出汁の優しい風味と、アワビのコリコリとした食感がマッチするジュレもコースの一品。
朱色の大きなカウンターは8名ほどを収容。店主と気軽に会話が楽しめるのも移転後の新しい試み。
店は決して広くはないが、カウンターも個室も少人数でゆっくり時間を過ごすにはちょうどいい。
国分町の繁華街にひっそりと明かりを灯すシンプルな外観が目印。店は予約制でコースのみ提供。
■ Kappo 2020年1月号 vol.103 ■
最新号の「大人のいい店」は特別編を掲載。「新しい店」、「決めの一軒」、「心休まる空間」の3テーマに分けて、23軒の注目店を紹介しております。会社での忘新年会や家族や恋人など大切な人と過ごす際のお店選びにぜひお役立てください。
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