Kappo 仙台闊歩

TRAVEL 2019.12.17

YouTuberダヴィデさんと行く仙台・宮城 SHOOT! 第2回

PHOTO_齋藤太一
TEXT_小林 薫(編集部)

POINT

地元で暮らす我々には当たり前の風景も、見方を変えればもっと面白い。仙台在住のイタリア人YouTuberダヴィデさんとともに各地の魅力を再発見。関連動画はページの最後をチェック!

ハンディカメラを片手に、人懐っこい笑顔で話すダヴィデ・ビッティさん。仙台在住歴はのべ5年間、東北大学で日本思想史を研究していた彼は、日本語、イタリア語、英語を難なく操る。今では、動画サイトYouTubeでチャンネル登録者数約5万人を誇る人気YouTuberだ。今回の舞台は「仙台朝市」で宮城・東北の野菜を仕入れている『今庄青果』にインタビュー。彼の故郷、イタリア・ローマにも市場があるそう。「ローマの朝市の方が朝は早いね。その感覚で朝の6時ころに動画の撮影に来たら、まだ店が閉まってたんです。ほとんどのお店が9時頃開くんですね」

地場産の野菜や海産物、乾物、惣菜など、食料品店が軒を連ねる「仙台朝市」。最近はカフェやベーカリーもオープンし、注目のスポットに。

この道30年以上の高橋正洋さんに話を聞きながら、早速カメラを回し始めるダヴィデさん。「ダヴィデさんが来るって言うから、1束残しておいたよ!」と取り出したのは、旬の曲がりネギ。「冬の一番人気。この時期が一番柔らかいんだよ。開店してまだ2時間だけど、あと少ししかなくなっちゃった」と高橋さん。「なんで曲がってるんですか?」とダヴィデさんは不思議そう。「何もしなければ真っ直ぐ伸びるんだけど、わざわざ抜いて、植え替えるんだ。ストレスをかけたほうがおいしくなるからね」。

『今庄青果 本店』取締役主幹の高橋正洋さん。野菜の作り方、食べ方など気軽に教えてくれる。

高橋さんにいろんな話を聞きながら、ランチのための食材を購入。おすすめの曲がりネギはもちろん、この時期だけの原木舞茸やパプリカ、ラ・フランス、庄内柿、イタリアンに欠かせないトマトやニンニクとなど盛りだくさん! 途中、牛タンとタリアテッレも追加して、いざ、ダヴィデさんの家でクッキング!

圧巻の原木舞茸。イタリアでもフンギやポルチーニといったキノコの料理は定番だ。

どんな料理ができたかは、動画&本誌をチェックしてください。

PROFILE

ダヴィデ・ビッティ

1985年、イタリアはローマ生まれ。ローマ大学で日本語・日本学を学び、2008年に初来日。2010年、大学の交換留学生として1年間東北大学へ通い、震災を経験。帰国後、2015年に再び東北大学へ。文学研究科日本思想史学科で地震なまずの研究を行う。2019年4月、仙台で就職。社会人として働く傍ら、YouTubeで仙台を中心とした日本文化を紹介している。 YouTubeチャンネル/Vivi Giappone

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