TEXT=編集部
山形県庄内地方の持続的な発展のために、地域で培われてきた自然、歴史、文化を踏まえて新しい“風土”を生み出していく芸術祭を初開催する。新たな視点や価値観を地域に広めるアーティストを「風の人」、これまで地域を支え、文化や伝統をつないできた地域の人を「土の人」、未来の風の人や土の人となるであろうボランティアスタッフを「種の人」と呼び、それぞれの力を合わせることで、新たな「風土」が生まれることに期待を寄せている。
開催中は、アート、伝統民具の展示やマルシェ、音楽ライブのほか、郷土の文化を体験できるワークショップなど、大人も子どもも楽しめるイベントが満載。22日(日)には、参加型の食+音楽のイベント、ギブミーベジタブルも開催。参加料として参加者が持ち込んだ野菜を即興で料理し、提供。野菜が残ったら、出演者やスタッフ、関係者が報酬として分かち合うという趣向だ。
第一回目のキャッチフレーズは「芸術のまづりさ、あべ!」。“あべ!”は、庄内のことばで「一緒に行こう!」という意味。自然、アート、音楽、郷土の文化、ふるさとのおいしさ。庄内の風土を新しいかたちで楽しみつくす“まづり”のような2日間限りの野外美術館に出かけてみては。
開催日時
10月21日(土)・22日(日)9:30~16:00(22日は17:30まで)