TEXT=編集部
©一粒万倍プロダクション
京都に実在する「そのうちcafe」を舞台に、嘘に振り回された家族の絆を描いた映画『事実無根』。
令和3年度の文化庁「コロナ禍からの文化芸術活動再興支援事業」に採択され製作がスタートしました。
©一粒万倍プロダクション
監督は、佐々部清、熊切和嘉、五十嵐匠らの現場で助監督を務めてきた柳裕章。
本作が長編映画監督デビューです。
自身の実体験をもとに構想した原案を、作家・松下隆一が脚本化。
撮影は武村敏弘、音楽は若き才能・上野祥。
静けさのなかに揺れる人間模様を、やさしく包み込むスタッフ陣が揃いました。
©一粒万倍プロダクション
主演は、映画『ラヂオの時間』『THE 有頂天ホテル』、舞台「笑の大学」や連続テレビ小説「ブギウギ」などで知られる名バイプレーヤー・近藤芳正。
過去に心の傷を抱えたカフェマスターを、滑稽さと哀愁を織り交ぜ、作品の世界観を体現しています。
ヒロイン役にはオーディションで抜擢された新鋭・東茉凜。
不器用ながらもまっすぐに生きる少女・沙耶を瑞々しく演じています。
そして、彼女の元義父でありホームレスの男を演じるのは、村田雄浩。
『ミンボーの女』『おこげ』などで数々の映画賞を受賞し、映画・ドラマ・舞台で活躍を続ける演技派です。
2023年12月に大阪での先行上映を経て、その後、イタリア、フランス、香港、インドなど各国の映画祭で最優秀作品賞や監督賞を受賞。
作品の舞台となった京都では2025年2月から京都シネマで公開。連日満席が続き、多くの反響を呼んでいます。
28日(土)には出演者による舞台挨拶の開催がされます。
俳優陣の生の声を聞く貴重な機会。この機会にぜひ、作品の世界を体感してください。
©一粒万倍プロダクション
■ STORY(物語)
京都・下京区の小さな公園のそばにある「そのうちcafe」。
マスター・星隆史は、骨折をきっかけに高校卒業したばかりの大林沙耶をバイトとして雇う。
几帳面で一生懸命な彼女を公園から見つめる男が。問いただしてみると、彼は沙耶の元義父で、セクハラの冤罪で人生を失った男だった。
星もまたDV疑惑により娘と断絶しており、沙耶と父の再会を画策するが、思わぬ事実が発覚。
それぞれの過去と向き合うことになる――。
『事実無根』
原案・監督■柳 裕章
脚本■松下隆一
音楽■上野 祥
出演■近藤芳正、村田雄浩、東 茉凜、西園寺章雄、和泉敬子、仲野 毅、西尾 塁、しまずい香奈、小堀正博、武田 暁
配給■MomentumLabo.
2023年/日本//99分
公式サイト■https://jiji2mukon.com/
上映館■フォーラム仙台(住所■仙台市青葉区木町通2–1-33 伊澤竹に雀ビル1F)
期間■6月27日(金)〜7/3(木)予定
舞台挨拶■6月28日(土)12:30の回上映終了後
登壇予定■柳裕章監督、近藤芳正、村田雄浩、東茉凜