Kappo 仙台闊歩

TRAVEL 2020.07.12

【8月31日まで】 31の事業者が結集! 秋保の魅力を伝えるクラウドファンディングスタート

取材・文=編集部

POINT

仙台市太白区秋保。仙台の奥座敷であり、温泉街としても知られている秋保ですが、ここ数年ワイナリーをはじめ、さまざまな事業者が集う注目のおでかけエリアになりました。Kappoでもたくさんの事業者の取材を重ねてきました。この度、コロナ禍での観光客激減に対応するべく、31の事業者が集い、秋保地区全体でクラウドファンディングが開始されました。

秋保の31事業者が結集し、クラウドファンディングをスタート

7月12日現在

発起人は、秋保ワイナリーの毛利親房さん。Kappo100号の「街の誇りと魅力を生み出す 宮城の100人」特集にも登場いただいています。

「新型コロナウイルスの影響で、日本全国の事業者のみなさんがかつてない苦境に立たされていますが、私が事業を営んでいるここ、仙台の秋保町も例外ではありません」と毛利さんは言います。

毛利さんは2015年、ワイナリー空白地帯になっていた宮城に、秋保ワイナリーを設立。宮城におけるワイン醸造のパイオニアとして活躍しています。

「2011年の東日本大震災を乗り越え、少子化や過疎化といった課題を抱えながらも、すこしずつ移住者も増えてきて、おしゃれなカフェや家具屋さん、クラフトマルシェの開催など、秋保には新たな風が吹きはじめていました。私自身、秋保の多くの事業者の方々に支えられ、一歩ずつ歩んで来ました。秋保のみなさんにはいつも感謝の気持ちでいっぱいです。少しでも恩返しをしようと、2020年のオリンピックを目標に、国内外からの観光客誘致に向けて秋保の魅力を発信する準備を進めていた矢先、新型コロナウイルスの影響により状況は一変。準備を進めてきたプロジェクトは中断し、観光客も激減。秋保の多くの事業者が苦境に立たされてしまいました」

そんな中、秋保の魅力を発信し、観光客誘致をはかるために、31の事業者が集い、クラウドファンディングが開始されました。

参加している事業者は以下の通りです

秋保大滝不動尊 西光寺
アキウ舎
秋保神社
秋保の杜 佐々木美術館&人形館
秋保パン食堂コッペ
藁(わら)の家
石神窯
いまここ食堂imacoco citta農園
大滝自然農園
太田豆腐店
海馬 Glass Works
株式会社クラスコファニチャー
ガラス工房元
ガラス工房尚

木とうるし樹乃詩
Kukka
熊野洞
SOBA to GALETTEあずみの
慈眼寺
仙台秋保醸造所 秋保ワイナリー
手打ち蕎麦二代目たまき庵
手づくりソーセージ工房 vienna29
天守閣自然公園
Dottore
なないろアウトドア
覗橋パーク
ヒュッゲカフェ グリーンシューツ
Plant Vineyards
アメツチナナイロ
森のはちみつ
わたしの雑貨&セラピーらべんだぁ

いま秋保が面白い

温泉宿にプラスして、ワイナリー、蕎麦屋、カフェ、ソーセージ工房、ガラス工房、美術館、寺社など、魅力あるスポットが増えた秋保地区。

今回のクラウドファンディングでは、それぞれの支援に対し、各事業者ごとにリターン内容もそれぞれ違います。

例えば、秋保ワイナリーでは、6000円以上の支援に対し、宮城大学シードルプロジェクトにおいて学生達と共同で製造した限定販売のシードル3本セット(各330㎖)+御礼メール+応援チケット3000円 。

海馬 Glass Worksでは、8,700円以上の支援に対し、仙台市を流れる広瀬川の砂から作った「仙台ガラス」の酒器1つ+事業者支援金+応援チケット3,000円 となります。

詳細は下記キャンプファイヤのサイトをご覧ください。

https://camp-fire.jp/projects/view/303870?list=projects_fresh

期間は8月31日までです。

■ Kappo 2020年7月号 vol.106 ■

本誌の詳しい内容やご購入はこちらからどうぞ。

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