宝石のようにキラキラと輝く、甘く、瑞々しく、香り豊かな山形育ちのフルーツ。
新鮮な状態をそのまま味わうのはもちろんのこと、見た目の華やかさも相まって特別に魅力的に感じられるフルーツパフェを楽しんでみよう。
「朝パフェ」の発案者が、天童市にある『王将果樹園』の園主、矢萩美智さん。
本社には、サクランボカラーのインテリアが彩る『oh! show! cafe』があり、同園で採れた旬のフルーツでスイーツを作っている。
大人気のパフェは矢萩さんのアイデアだ。
当初はソフトクリームとジュースのみの販売だったが、「果樹園のフルーツを贅沢に使ったパフェを作りたい」と、フルーツが盛りだくさんでインパクト抜群のメニューを考案した。
常においしいフルーツを食べている山形県民にも大好評だった一方で、午前中から足を運んでもらえるスイーツも考えていたという。
ヒントになったのが摘みたてのサクランボだ。
同園では通常のサクランボ狩りに加え、6時半から始まる「朝摘みサクランボ」を実施している。
涼しい時間に収穫するサクランボは果肉が硬く、農家しか味わえない代物。
その摘みたてをトッピングした朝パフェを作り、スタートさせた。
『oh! show! cafe』の朝パフェは9~11時の限定。
ヨーグルトをベースに、旬のフルーツやソフトクリーム、フルーツソース、ジェラートが層をつくる。
サクランボ、モモ、ブドウ、ラ・フランス、ナシ、リンゴと、旬を迎えるフルーツが入れ替わりで登場。
シーズンを通して30種類を栽培するサクランボなど、複数品種あるフルーツは、食べ比べができるよう3~4種をトッピングする。
「温泉宿に泊まって、朝パフェから一日が始まる山形旅もいいですよ」と矢萩さん。
今年のカフェは6月1日にオープン予定だ。
山形県の物産品を販売するほか、レストランやジェラートショップなどを併設する『チェリーランドさがえ』の『cherry cafe chouchou』も、朝パフェの参加店だ。
同店では、一年を通してサクランボを使った2種類のパフェが味わえる。
人気の「シュシュパフェ」は、たくさんのサクランボで生クリームを覆った豪華な一品。
程よい酸味を感じるサクランボのソフトクリームが爽やかで、ヒアルロン酸コラーゲン入りのジュレがすっと溶ける。
もう一つの「4種のグラデーションパフェ」は、バニラアイスの周りにサクランボ、イチゴ、ブルーベリー、バナナをのせたフルーツパフェ。
マスカットとピーチのジュレもさっぱりしておりバランスがいい。
シーズン外のサクランボは、収穫したてを急速冷凍しており、半解凍状態のサクランボにもファンが多い。
パフェは営業時間中提供しているが数量限定。
今年で3回目となる「朝パフェやまがた」は、“フルーツ王国”と称される山形らしい“朝活”。
4月から10月のフルーツ最盛期に、県内のカフェなどが参加し、山形県産フルーツを使ったパフェを午前中に提供する。
春には、朝パフェ提供店舗を巡って素敵な賞品が当たるデジタルスタンプラリーやSNSによる特別企画も実施予定。
「朝パフェ」の情報は こちら
「やまがたへの旅」Instagramは こちら
本記事に掲載の内容は『Kappo特別編集 山形』(2024年3月25日発売)に掲載の内容です。
ぜひ本誌もお手に取ってご覧ください。