PHOTO_池上勇人
TEXT_ナルトプロダクツ
緑蔭豊かな日光街道から一歩、身を引くように建つ幅の広い門。前に立てば門はすっと開き、緑の庭園と異なる三様の建物が現れる。『別邸 向日葵』。三様の中にさらに多様に広がる空間を、訪れる人の別邸として楽しんでほしい。そんな思いから冠した名だ。
チューダー様式をベースにした「クラシック館」を正面に、左手にスクエアなコンクリート建ての「メゾネット館」、右手にまろやかなカーヴを描く「フラット館」。異なる様式の建物をまるで伽藍のように配し、見事な調和を生み出している。
古民家の伝統美をまるごと一棟貸切で楽しめるのが、古民家を改装した「紫陽花」。四方を板塀に囲まれて立ち、庭には波紋美しい大きな水盤が。日中はもちろん、夜がまた美しい。
慌ただしい日常の中で、ふと心は「ここではない何処か」を求める。些事を忘れさせてくれるのは、王様のように享受する美しい空間と美食、心地よいサービス。その答えが、この『別邸 向日葵』にある。
薄暮の庭園から「クラシック館」と「メゾネット館」を望む。駐車場には電気自動車用の充電器も完備。
ウィリアム・モリスのボタニカル柄、そのフラクタルを丁寧な仕事で貼り込んだ壁紙が空間の主役。「クラシック館」の202号室ベッドルーム。
洋室と和洋室が2つずつ配された「メゾネット館」。中でもこの「302号室 卯花色」が人気。
「フラット館」の和洋室「杉苔」。中庭も日本庭園。
築60年を経た古民家をリノベーション、1組1棟貸切で過ごせる「紫陽花」。
中庭に面して書院造の10畳間とベッドルームを配し、開放感もたっぷりに。
■ Kappo 2020年1月号 vol.103 ■
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